「◯◯専門」治療院の秘密
病院は「◯◯科」のように分かれてますよね。それと同じように治療院でも「肩コリ専門」や「骨盤矯正専門」のように◯◯専門として経営しているところがあります。
◯◯専門とするには様々な理由があるんです。ポジティブな理由もあればネガティブな理由もあります。
今回はそんな◯◯専門について、無口でトークができず「腕」だけで整体サロンを経営している僕が業界の裏事情も含めご紹介します。
専門にする理由
専門にする理由はいくつかあります。
- 経営に有利
- 得意
- 地域で人気
- それ以外できない
- その他
一般的にこういったものが挙げられます。
では一つずつご紹介します。
経営に有利！
◯◯専門とすることで患者さんのターゲットを絞ることができ、治療院経営において重要な「集客」をしやすくする効果があります。
得意！
例えば「膝専門」といった場合、その治療院が膝治療を得意としているので「膝専門」としている場合です。
治療家にも得意、不得意な症状があります。力がある人、細かい作業が得意な人など自分の個性を活かして得意な症状を治療します。
地域で人気！
高齢者が多い地域、子供が多い地域、坂が多い地域、近くにスキー場がある、近くに学校があるなど、地域の特徴によって需要のある症状も変わってきます。
そんな地域の特性、需要に合わせて症状を選択している場合があります。
それ以外できない
肩コリ専門や腰痛専門といった場合はリラクゼーション系の治療院の傾向があり、関節痛や五十肩、変形性膝関節症などの症状は「できない、やりたくない」という場合があります。
痛み以外の◯◯専門
腰が痛い、膝が痛いなどの体の痛み。そんな「体の痛み」以外の専門院があります。
それらは自信を持って◯◯専門院をやっている場合もありますが、ネガティブな理由で専門院をやっている場合もあるんです。
特に最近下記のようなものが増えてきていますが、これらはこれから説明するネガティブな理由で専門院をやっている場合があるので行かれる方はご注意ください。
- 産後骨盤矯正専門
- 不妊症専門
- 体質改善専門
- その他
上記のような痛み以外の場合は、痛みを治すのが苦手な場合があります。
元々は「痛みを取ってあげたい」と思って始めた仕事ですが、患者さんの痛みを取ることができず施術効果が曖昧でも大丈夫な症状を専門とする場合があります。
骨盤矯正
(産後)骨盤矯正は痛みを取ることができなくても「骨盤は矯正できました」と言うことができます。
不妊症
これ最近メチャメチャ増えてきましたが、これも目の前の症状を改善できなくても「不妊症に効果的だから」と言うことができます。
体質改善
痛みは取れなくても「体質が改善され健康になりますよ」と言うことができます。
上記のようなものは効果が出れば「自分のおかげ」と主張し、効果がでなければ「でも体は変わってますよ」と誤魔化すことができるんです。
このようにネガティブな理由で◯◯専門としている場合もあるので知ってて下さい。
※もちろんそうでない場合もあります。自分の施術が体質改善に効果的！妊娠に最適！と自信を持ってやっている治療院もいます。
まとめ
◯◯専門院が増えてきましたが、専門とするには様々な理由があります。
その症状が得意だったり、地域の重要が高かったりとポジティブな理由でやっている場合もあれば、苦手、できないなどネガティブな場合もあります。
一般の方からすれば◯◯専門院とあれば「◯◯に優れている」「◯◯を治してくれそう」と思ってしまいますよね。
もしかしたらネガティブな理由で専門院をやっている場合もあるのでご注意下さい。
ちなみに僕は「なんでも来い」というスタンスです。