それでも柔道整復師になりたいですか?資格を取るメリットは?【暴露】

柔道整復師になるメリットって何ですかね?

僕は柔道整復師なんですが、正直そのメリットを活かせていません。

今回はこれから柔道整復師を目指そうとしている方に「現実」をご紹介します。

 

この記事でわかること

  • 柔道整復師とは
  • 柔道整復師になるメリット
  • 柔道整復師って実際どうなの?
  • もし僕が高校生に戻れたら

 

 

柔道整復師とは

専門学校や大学で3年以上身体についてなどを勉強し、国家試験に合格することで柔道整復師になれます。

柔道整復師になると骨折や脱臼、捻挫などに対し施術ができるようになります。主に接骨院や整骨院で働く人が持っている資格で、整形外科などの医療現場や様々なところで活躍できます。

最近では介護の現場や、マッサージ技術を活かしてリラクゼーション系マッサージのお店にたくさん流れているとも聞きます。

国家試験は難しい?

国家試験の合格率は70%くらいですかね?わかりませんが、合格率はあまり参考になりません。

なぜかというと国家試験の直前に学校ごとに仮試験がおこなわれるのが一般的で、それに合格しないと本番に望めません。つまり本番に受かりそうな人しか本番に望めません。僕の同期は何人もその仮試験で落ちて浪人しました。

なので実際の合格率はもう少し低く想定していた方が良いかもしれません。

しかし、ちゃんと勉強すれば誰でも受かります。志が高い人はみんな当然のように受かります。これに受からない人は業界では厳しいでしょう。

まじめに半年勉強すれば誰でも受かります。

 

柔道整復師になるメリット

国家資格ですから取っておくメリットはあります。

  • 保険診療ができる
  • つながりができる
  • 社会的信用がある

これらが主なものでしょう。

保険診療ができる

最大のメリットは保険診療ができるということだと思います。

ケガなどの急性外傷の治療の際、患者さんは3割以下の負担で治療を受けることができます。

一回数百円程度のため、患者さんは気軽に行って治療を受けることができます。そのため朝からおじいちゃんおばあちゃんが治療院にたくさん集まります。昔は・・・ですが。後ほど説明します。

つながりができる

学校に行き同級生とともに勉強し国家試験を目指すため「同期」の意識が強く、卒業後も勉強会を開くなど何かと関係は続きます。

先輩後輩や先生などと良好な関係を作る人もいますし、開業する際など様々な場面で相談することもできるでしょう。

無口な僕ですらいまだに数人と会います。

社会的信用がある

「国家資格」というだけで中身が何なのかわからなくても信用されます。

整体やカイロ、アロマや日本伝統〇〇療法などいかにも凄そうな資格も、所詮は民間資格なためどんなに勉強してても「国家資格ではない」と言われてしまうことがあります。

国家資格というだけで「ちゃんとしてるところ」という印象を伝えられ経営に有利ですし、自分が治療院やリラクゼーション系サロン、介護施設などに就職する際も優遇されます。

 

柔道整復師って実際どうなの?

柔道整復師って実際どうなんですかね?持っておいた方が良い資格なんですかね?

ということで僕が思うことをご紹介します。

  • 保険診療をしない
  • 学校では何も学べない
  • 経営ができないと廃業

あくまでも個人的な考えです。

保険診療をしない

保険診療でおじいちゃんおばあちゃんがたくさん来てボロ儲けだった柔道整復師。

しかし!それは過去の話です。

先程、急性外傷(ケガ)が保険診療の対象となるという話をしましたが、実際は慢性的(ケガではない)な肩こりや腰痛の患者さんばかりなんです。

昔は、慢性的な症状に対し保険診療をしてボロ儲けしていたんです。つまり詐欺です。

腐った業界なんです。

 

そして今は厳しくなりそれができなくなり(当たり前なんですけどね)、また、治療院が増えたことも影響して保険診療だけでは食っていけない状態になってしまいました。

(ざまあみろ)

 

保険診療で食っていけないため、今は多くの整骨院、接骨院は保険診療をやめて自費診療に力を入れています。

つまり、民間資格の整体やカイロと同じことをしている状態なんです。

自費診療だけだったらわざわざ柔道整復師にならなくてもできることです。

 

※保険診療で食べていけてる柔道整復師もたくさんいますよ!

学校では何も学べない

学校に行けば知識がつくと思ってませんか?

学校に行けば現場で即戦力になれると思っていませんか?

残念ながらそんなことありません。

現場に出て使える知識や技術は、学校では教えてくれません!

残念ながら学校の授業は意味がないんです。単位を取るためだけの授業です。

 

授業の時間になると「業界では有名なおじいちゃん先生」が来て武勇伝をタラタラと喋るだけです。

また、「国家試験対策」とかいってわざわざ夏休みに強制招集しておきながらおじいちゃん先生が試験と全く関係ない授業を始めますからね。

 

学校は国家試験の受験資格を得るために行くところです。

 

国家試験に受かる勉強は自分でします。現場に出てから必要な技術や知識も現場に出てから自分でどうにかするしかありません。

柔整学校なんてそんなもんです。

経営ができないと廃業

「腕があれば経営できる」と思って開業する人がほとんどですが、実際は経営の知識がないとやっていけません。

成功している治療院は経営に力を入れている治療院です。

テレビや雑誌で「ゴッドハンド」と紹介される先生も、本当に腕がいいわけではなく自分を売り込むことが上手というだけの場合があります。

経営や自分を売り込むことができない治療院はバンバン廃業しています。純粋に「治療をしたい」と思っているだけでは残念ながら廃業へ一直線です。

 

僕は例外で「腕だけ」で成功しましたけどね。

「治療院経営は腕だけでなんとかなりますか?」腕があれば成功します!

 

経営に自信がない方は整骨院や病院、介護系などに就職し続けることをおすすめします。

 

 

保険診療をしなくなった柔道整復師が多いため、最大のメリットを活かしていない人が多いということです。

また、学校では何も学べないし、独立して経営するのも大変です。

正直微妙な資格です。

 

もし僕が高校生に戻れたら・・・

僕は柔道整復師ですが、保険診療はせず「整体サロン」を経営しています。なのでほとんどメリットを活かせていません。

もし僕が柔道整復師の学校に入学する前に戻れるとしたら、果たしてもう一度資格を目指すでしょうか…

「他の業界に行くのはダメ」というルールだった場合、同じように柔道整復師になるのか、それともならないでやっていくのか。

正直微妙なところです。

柔道整復師にならなくてもできること

今やっている整体サロンは、柔道整復師にならなくてもできます。何の資格もいりません。

無駄なことばっかり勉強しなければいけない国家試験なんてもう受けたくありません。しかも学校の学費がハンパないですからね〜

柔道整復師にならないとできないこと

僕は保険診療をしていないのでそもそもメリットを活かせてないんですが、社会的信用のメリットは感じます。

こんな無口な男が無資格だったら患者さんからの信頼は得られにくい思います。

また、健康情報などをブログで発信する際、発信者が国家資格保持者かどうかというのはかなり重要なため、そういった意味では取っておいた方が良いかもしれません。

 

 

高校生に戻ったとしたら、社会的信用を活かすために柔道整復師を含め何かしら医療系国家資格を取るかもしれません。

いや、面倒だし学費が高いから取らないで整体をやるかもしれません。学費分を使ってセミナーなどで勉強した方がよっぽど現場で使える技術はつきますから。

今のところハッキリとした答えはまだ出ません。

 

まとめ

柔道整復師になるメリットは年々薄くなっています。

  • 資格を取ったからといってボロ儲けできる時代ではない
  • 学校に行ったからって知識や技術がつくわけではない
  • 腕だけではやっていけない

という現実があります。

しかし、民間資格に比べれば社会的信用はあります。また、学校を出ることで同じ志を持った人たちとつながりを持てるというメリットもあります。

個人的には高い学費を払ってクソみたいな国家試験を受けてまで取る価値があるかというと正直微妙ですが、現場では活かせなくてももしかしたらブログ等で活かせるのかなとも思います。

答えはまだ出ていません。

どなたかの参考になれば嬉しいです!

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