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僕は現在整体サロンを1店舗を経営しています。
しかし、以前2店舗を経営していたことがあります。
一人で2店舗なので、正直大変でした。
そこで今回は一人で2店舗経営することのメリット・デメリットをご紹介します。
整体サロン二店舗営業のメリット・デメリット
整体サロンを開業して約一年後に、もう一店舗作って二店舗営業をすることにしました。
営業は約半年間だけでしたが、良いことも悪いことも経験することができました。
今回は僕が実際に一人で二店舗の営業をやってみて感じたメリットとデメリットをご紹介します!
二店舗営業の実績
まず実績をご紹介します。
はじめに
無口な整体師が経営知識ほぼゼロで腕だけを頼りに開業しました。
オープンして10ヶ月。
ゆる〜く右肩上がりできて、なんとか生活費が手元に残るくらいになった頃の話です。
ポスティングの反応が落ちていてこのままだと停滞してしまう恐れがあり、流れを変えるべく思い切った秘策としてもう一店舗作ることにしました。
営業日数
一号店が週4日、二号店が週2日の営業でした。
家賃
一号店 9万5千円
二号店 6万円
10ヶ月目売上(二号店オープン前)
30万円
一店舗営業だった10ヶ月目の売上です。
【整体サロン経営9・10ヶ月目】エキテンってどうなの?試してみた!
11ヶ月目売上(二号店オープン後)
43万4千円(29万、14万4)
二号店オープン月です。
二号店は初月から14万4千円売り上げていきなり黒字スタートでした。
14ヶ月目売上
51万円(35万、16万)
14ヶ月目で初の50万円台!
15ヶ月目売上
54万円(39万、15万)
二店舗営業は半年間のみのでしたが、19ヶ月目で閉めるまで50万円台を維持しました。
あえて単価を低く設定していたのもあり売上こそ伸びませんが、二号店は初月から満員に近い来院がありました。
のちに一号店と二号店が合体することになりますが、この二店舗営業のおかげで新店舗では安定してリピーターを確保することができました。
では、二店舗営業してみて感じたメリット・デメリットをご紹介します。
二店舗営業のメリット
- 売上が安定する
- 広範囲で集客できる
- 環境が変わって新鮮
- 仕事ができる
①売上が安定する
どちらかの店舗がコケたとしても、もう片方が売上を維持してくれればダメージは少なくなります。
二号店の方は初月からリピーターを確保し、ほとんど集客に力を入れなくても安定感抜群でした。
安定感があると次の挑戦がしやすくなります。
②広範囲で集客できる
一号店の三駅隣に二号店を作りました。
これにより僕のサロンを広範囲で知らせることができ、多くの紹介をいただくなど安定して新規を獲得することができました。
また、のちにその中間エリアで合体して新店舗を作りますが、広範囲から患者さんに来ていただきロケットスタートを決める要因となりました。
③環境が変わって新鮮
毎日同じ場所で同じことをするよりも、たまに違うところで仕事をする方が新鮮で仕事がはかどるという方もいるかと思います。
僕はまさに色々なところで働きたい派なので、気分転換にとても良かったです。
④仕事ができる
一号店のみの頃、特にオープン当初は暇で暇で鬱になりそうでした。
「仕事をする」という当たり前なことをしていない自分が嫌になりました。
そんななか二店舗営業にして急にそこそこ忙しくなり「仕事をしている!」というのを実感して嬉しくなりました。
また、経験が大事な仕事なためより多くの方の施術をすることでレベルアップでき、より多くの信頼を獲得することもでき、結果的に売上を上げていくことにつながったと思います。
このように僕個人にとってもサロンにとってもメリットは大いにありました。
しかし、デメリットもあったので紹介します。
二店舗営業のデメリット
デメリットはこちらです。
- 失敗のリスクが大きい
- 営業日の調整が難しい
- 予約管理が大変
- ポスティングが大変
①失敗のリスクが大きい
どちらかがコケても、もう一店舗が安定してれば被害は最小限で済みます。
しかし、両方コケたら最悪です。
家賃だけでも二店舗合わせて15万5千円です。
光熱費や電話代などの経費を合わせると18万円前後です。
仮に体調崩したら収入が減り経費がガッツリ引かれてしまいます。
そんなリスクが常に付きまといます。
②営業日の調整が難しい
元々週6だった一号店を週4にしたことで患者さんにはとても迷惑をかけました。
中には「どうしてもこの日じゃなきゃダメ」という方がいたので、二号店の営業日だけど一旦閉めて一号店に移動し施術して、施術が終わったら急いで二号店に戻るという日もよくありました。
日によってはさらにもう一回一号店に行くことも。
そんなこんなで行ったり来たりすることも多々あり大変でした。
ちなみに来れない患者さんを切るという選択肢はなかったです。
③予約の管理が大変
当然ですが二店舗分の予約状況を把握していなければなりません。
電話も二台を使い分けなければなりません。(僕は携帯電話を使用)
片方の営業日にもう片方の電話が鳴ったり、一号店の患者さんが「次回は二号店に行きたい」と言われることも多々ありました。
また、店舗間を移動するときは、その移動時間も考慮して予約をとらないと地獄を見ます・・・
一度夏場に、チャリで全速力で移動して、すぐに施術しなければならなかったことがありました。
忙しい中で予約の管理もしなければならず「これどっちの電話だっけ…?」とテンパってしまうこともありました。
④ポスティングが大変
一号店の周辺と、二号店の周辺のポスティングを日ごとに交互にしたことがありましたが、前回どのエリアに配ったのかすっかり忘れてしまうことがあり、数日の間に同じ家に配ってしまったことがあったかもしれません。
配るならしっかり地図にチェックを入れた方が良いです。
メリットがあればデメリットもあります。僕は成功することしか考えていなかったですが、今考えたらちょっと無謀でした。
今思うこと
当時はポジティブなことしか考えずとにかく「もっと施術をしたい」ということで行動していました。
結果的には二号店初月から売上を上げることができ成功したと言って良いでしょう。
また、オープンから半年で一号店と合体して一店舗営業となりますが、二店舗営業で広範囲からリピーターを獲得していたため新店舗はオープンからロケットスタートを決めることができ、ゆくゆくは広告費ゼロで90万円近くを売り上げるまで成長させることができました。
ゆっくりゆっくり成長していたサロンを、将来的に加速するための礎となった二店舗営業でした。
しかし、やはり無謀だったのは間違いありません。
また、疲れました。
まとめ
メリット
- 売上が安定する
- 広範囲で集客できる
- 環境が変わって新鮮
- 仕事ができる
デメリット
- 失敗のリスクが大きい
- 営業日の調整が難しい
- 予約管理が大変
- ポスティングが大変
僕は大きな損失をだすことなく結果的に成功させることができました。ただやはりリスクは大きいし、場合によっては予約のミスをしてしまうことも考えられるし、必要以上に疲れるかもしれません。
当時を振り返ると「成功はしたけど無謀だった」という感じです。
やろうと決めたらリスクを恐れず突き進むのも大事かもしれませんが、もう一度ゆっくり考えてから決めた方がいいかもしれません。
どなたかの参考になれば嬉しいです。