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整体師・治療家をしているけど、なかなか施術が上達せずに悩んでいる人も多いと思います。
たくさん勉強しているはずだけど、それを施術に活かせない人や、
施術はある程度できるようになったけど、頭がいっぱいいっぱいで患者さんを診れていない人などもいると思います。
そんなときは、自分の成長の段階を知ることが重要です。
自分の現在地を知ることで、次の段階への課題がわかり、成長することができるようになります。
成長できない整体師・治療家は必見!【学習の5段階レベル】
なかなか施術効果がでなくて悩んでいる人、施術家として成長を実感できない人は、「学習の5段階レベル」を知ることで成長するためのヒントがみつかるかもしれません。
学習の5段階レベルはこちらです。
- 無意識的無能
- 意識的無能
- 意識的有能
- 無意識的有能
- 無意識的有能に意識的有能
これらを整体師・治療家に当てはめながら解説していきます。
①無意識的無能
知らないし、できない段階。
知らないことさえ知らないような場合もあリます。
まだ勉強したことも教わったこともなく、患者さんを目の前にしても何もできません。
何をすればいいのかすらわからない状態です。
また、この頃は自分がどれくらい無知なのかさえわかっていないでしょう。
誰でも初めはここからスタートです。
②意識的無能
知っている・知識はあるけど、できない状態。
③意識的有能
知識もあり、実践することもできます。しかし、ある程度頭で考えつつ集中が必要な状態。
教わったことを思い出しながら、患者さんにもうまく施術できるようになります。
触り方や強さ、施術姿勢などをしっかり意識しながらおこない、施術結果も出せるようになってきた状態です。
④無意識的有能
意識しなくても実践することができる状態。
自分の施術が体に染み付き、「症状を改善させること」に集中できるような状態です。
そうなるとより患者さんをしっかり診れるようになり、施術効果も上がっていくでしょう。
この頃には開業してやっていけるレベルの施術家になっていると思います。
もう立派な整体師・治療家です。
④無意識的有能に意識的有能
無意識的にやっていることを、意識して捉えることもできて、人に教えることができる状態。
体に染み付いている自分の施術を、自分だけでなく他人にも理解させられるよう、説明できるような状態です。
この頃には施術で結果を残すのはもちろん、患者さんを納得させられるような説明もうまくできるようになります。
また、自分の施術を誰にでもわかるように教えることができるようになります。
ここまできたら院の経営のみならず、先生ビジネスも成功するでしょうね。
このような成長段階があると言われています。
これら段階に分けて考えると、自分の現在地を知ることができ、次の段階を目指しやすくなりますよね。
では次に、もう少し具体的に成長する方法をご紹介します。
さらに具体的に成長する方法として「守破離」の考え
守破離とは、日本の武道や伝統芸能の師弟関係や修行のにおける過程を示したものです。元々は、もとは千利休の訓をまとめた『利休道歌』にある、「規矩作法 守り尽くして破るとも離るるとても本を忘るな」を引用したものとされているそうです。
守:まずは教えてもらった「型」を習得する
破:自分なりの工夫を加えた「型」を作る
離:「型」にとらわれない自分なりのスタイルを確立する
このような流れを意識すると、自分を成長させることができます。
逆に成功している多くの整体師・治療家は、このような過程を経てきたと思います。
守
まずは誰かに教わることで、徹底的に施術の型を覚えます。
覚えた型でたくさんの患者さんに施術し、経験を積みます。
破
次に、施術してわかったことや感じたこと、新しく学んだことをふまえ、覚えた型に少しずつ自分なりの工夫を加えていきます。
試行錯誤しながら多くの壁を乗り越えていきます。
離
最終的には型にとらわれず、自分にしかできないような施術ができていきます。
自分の施術で患者さんを喜ばせるのとともに、施術を学びに人が集まるようになります。
こんな感じの考えも取り入れつつ、一人前の整体師・治療家になりましょう。