僕の整体サロンの半径1km以内に約10以上の整体院・治療院があります。
その中で整体学校を併設してる院が僕の知っている中でも3つあります。
・・・多すぎだと思いませんか?!整体スクールって想像以上にあるんです。
やっかいなのが、そのほとんどが本業の売り上げでは食っていけないから学校をやってるんです!
整体学校に行こうと考えている方はそういったところを選ばないように注意が必要です。
また、整体院・治療院併設の学校の中には大手の学校よりも上質できめ細やかな指導を受けれる学校があったりします。
この記事ではそういった併設学校の良し悪しの実態とその見分け方をご紹介します。
整体院・治療院併設の学校に要注意
整体学校は大手の力が弱ってきて、個人でやっているような小さな学校・スクールが増えてきました。
そんな学校の選び方について先日記事を書きました。
<<<【超現実的な整体学校の選び方】安い・近いで選んだ人に未来はありません
最近は整体院や治療院に併設している学校やスクールがメチャクチャ増えてきました。
本業の時間を空けて、その時間で生徒に整体などの施術を教えている院が増えてきました。本当に増えてきました。
学校やスクールという形ではなくても、セミナーや勉強会として参加者に指導するところも増えてきました。
別に個人的には「勝手にやってろ」という感じです。
しかし、そこに受けに行く生徒さんは注意が必要です!
なぜなら患者さんが全く来なくて暇で暇でスクールを始めている可能性があります。
売上が上がらなくてカッツカツで生徒からお金をだまし取ろうとしている可能性があります。
本業が伸びないから学校をやっている
最近本当に増えましたよ。本業が芳しくないから副業として学校やセミナーを始める人。
ハッキリ言って患者さんに評価されていない施術家の施術なんて学ぶ価値がないと思いますよ。
僕は無口でトークが一切できなくて腕だけを頼りに売れたと言っても過言ではないです。
おそらくこの世の整体院・治療院の施術家たちは少なくとも僕よりはトークができるはずです。それで患者さんが来ないってことはよっぽど施術が・・・
と思ってしまいます。
このように患者さんが来ない残念な施術家がやっている残念な学校の可能性があるので注意が必要です。
しかし、そういった併設でやっている学校・スクールで、大手の学校よりも濃いものを教えてくれるところもあるんです!
大手よりしっかりした技術を教えてくれる併設学校もある
大手の整体学校はある程度の信用はあると思います。
しかし、ぶっちゃけとびぬけたものを教えてはもらえません。無難なものを無難なレベルまで教えてくれるイメージです。
すごく悪い言い方をすると大量生産型の施術者製造学校です。
それとは対照的に個人レベルでやっているような整体院・治療院併設の学校・スクールはピンキリです。
クソみたいなぼったくり同然のものから、「こんなところでこんなスゴイこと教えてもらえるの?!」というところもあります。
ということは運が良いとメチャメチャ良い学校に巡り合える可能性があるんです!
僕も実は某有名な先生がサロン併設でやっているスクールで学んだことがあります。
少人数制で先生の気分でしか生徒を取らないようなところでした。
そこに通えたことが僕にとってプラスになったことは言うまでもありません。
このように場合によっては併設の学校でもすごく良いところもあります。
では整体院・治療院併設の学校で、「ここは良い!」というものの見分け方をご紹介します。
併設スクールの失敗しない選び方
整体院・治療院併設の学校の選び方をご紹介します。
- 先生をよく調べる
- HPをしっかり見る
- 院の様子を見る
- 施術を受けてみる
- YouTubeやブログを見る
- 生徒を見る
「近い」「安い」なんかで選んでも当然失敗しますよ。しっかり選んで学びに行くべきです。
①先生をよく調べる
これは当たり前ですが、どんな人がやっている学校なのかはちゃんと調べる必要があります。
たとえ有名な先生だったとしても「セルフプロデュースがうまいだけ」という場合があるので注意が必要です。
どういうことかというと雑誌に載るのもテレビに出るのもDVDになるのもその人がスゴイわけではなく「猛アピールした」という場合があるからです。
雑誌はお金を出して載せてもらうことも多いし、テレビやDVDは自分から企画書を出して出演することが多いんです。
そのようなセルフプロデュースがうまいだけの可能性があるため、単に「有名だから」という理由で選ぶと危険です。
②HPをしっかり見る
その学校のHP、その先生の院のHPをしっかり見ておきましょう。
HPってセンスがでます。施術もセンスを必要とします。あまりにもしょぼいHPだったら施術もしょぼい可能性があります。
僕の尊敬する先生たちは本人のセンスや人柄も魅力的で素晴らしいですが、HPも他にない独特なもので目を引かれてしまいます。
③院の様子を見る
HPやパンフレットに乗っている院内をよく見ておきましょう。
HPと同じでセンスがあるかどうかが重要です。センスはわからなくても少なくとも汚らしいところは危険だと思います。
④施術を受けてみる
これはとても手っ取り早いと思います。
もしどこか身体に不具合があったらそこに行って施術を受けてみるのが良いと思います。
もしきれいスッキリ改善させてくれたら信用できると思います。
また、受けてみて「これは自分でもできるかな?」「自分のターゲットに合うかな?」「この先生と相性が合うか」などを考えてみるのが良いかと思います。
⑤YouTubeやブログを見る
その先生がもしYouTubeやブログなどで情報を発信していたら見てみてください。
教えるのが下手な先生ってYouTubeの話し方を見ればすぐにわかりますよ。本当に言ってることの意味がよくわからない先生が多いですからね。
またブログの文章も同じです。誤字脱字が多く、話がとびとびで結局何を言いたいのかさっぱりわからない人がいます。
そういったものを冷静に見極めてみてください。
⑥生徒を見る
これが一番重要です。すごく重要です。
見れる機会があるかどうかわかりませんが、その学校に通う生徒を見てみてください。
例えば身なりが整っていてとても愛想が良さそうな美男美女が通う学校と、汚い服装で無愛想な人が通う学校だったらどっちが良い学校だと思いますか?
答えは大概前者です。
類は友を呼ぶって言いますが、その先生に見合う人が集まってくるというのはあながち間違っていません。
施術家のDVDなどを見ればよくわかります。施術家のDVDは生徒を何人か呼んだセミナー形式の収録が多いんですが、胡散臭い先生のDVDに一緒に写っている生徒ってマジでやばいですからね。
どっぷり変な宗教に染まってるというかなんというか・・・とにかくやばい人が多いです。
ということで見れる機会があったらそこに通う生徒を見てみてください。
ちなみに僕が通ったスクールの生徒は、自身もセミナー活動をやっているようなすごい人たちばかりでした。そういった人と一緒に学べるのはとても有意義な時間となります。
まとめ
整体院・治療院併設の学校はピンキリです。
本業の院の売り上げが立たないから素人からお金をだまし取っているような学校もあるので注意が必要です。
逆に大手の学校に比べると段違いに良いものをシェアしてくれる学校・スクールもあります。
もし整体院・治療院併設の学校に行く場合はよく調べてから行くようにしてください。
参考書籍
僕が個人的におすすめする本をご紹介します。
最低でもこれくらいは読んでおいた方が良いよ~というものをご紹介します!
整体に興味を持った人・始めたばかりの人
業界初心者の方はまずは骨の名前、筋肉の名前、関節についてを勉強しておきましょう。
患者さんに聞かれて骨の名前も答えられなかったら整体師として恥ずかしいですよ~
ぜんぶわかる骨の名前としくみ事典―部位別にわかりやすくビジュアル解説
ぜんぶわかる筋肉の名前としくみ事典―部位別にわかりやすくビジュアル解説
ぜんぶわかる筋肉・関節の動きとしくみ事典―部位別・動作別にわかりやすくリアルに徹底解説
筋肉、骨、関節について。整体師になるなら最低これくらいは目を通したいところです。
このシリーズ以外でも似たようなものがたくさんあるので、読みやすそうなものがあればそれに目を通してみましょう。
この業界でやっていくと覚悟を決めた人
この業界で本気でやっていく人、将来的に開業を考えている人はこのシリーズを読んでおきましょう。
他にも似たようなシリーズがあるのでそれらでもだいたい内容は同じです。
特に人体解剖、生理学は必須です。国家資格を持った人たちなら学生のうちから頭に入ってますし、これらを知ることで体について、症状についての理解度が増します。
開業する人・した人
開業して生き残っていくにはたくさん勉強しなければいけません。ここでは3冊ご紹介します。
開業して成功している人の多くは読んでいると思います。
標準整形外科学 第13版 (STANDARD TEXTBOOK)
怪我や病気についてたくさん書いてありますが、整体と関係ありそうな筋肉や関節の疾患のところだけでも目を通しておいた方がいいでしょう。
いきなり読み込んでも頭に入らないですが、僕の場合はわからない症状の患者さんが来るたびにこれを開いて勉強し、これの繰り返しで覚えていきました。
DVD付き 筋骨格系の触診マニュアル (GAIA BOOKS)
開業した整体師・治療家の多くが何かしらの触診の本を読んでいます。
僕はこの本をよく読んでいました。
なんとなく体を触るのではなく、どこをどのように触るのかを意識することで感覚が養われ整体師としてレベルアップしていけます。
このシリーズは関節の動きやそれに付随する筋肉や靭帯の関係を理解できます。
個人的には学生時代に買い、開業前に読み込みました。開業前というのが個人的に人生で一番と言ってもいいくらい勉強した時期で、この本を読み返すたびに当時のことを思い出します。
開業してやっていくには他にも山のように読んでおきたいものはありますが、今回はこの3冊(シリーズ)に絞ってみました。
【書籍紹介】整体師として成功するためのおすすめする本11冊!