僕は整体サロンを経営しながらブログで誰かにとって有益な情報を発信しています。
整体師は患者さんに喜んでもらい、感謝されるとても素晴らしい仕事だと思っています。
僕はこの仕事に誇りを持ってやっています。
しかし、中には「整体」というものに対し否定的なことを言ってくる人もいます。
また、求められるものが本意ではなかったりして葛藤する日々だったりします。
そこで今回は「整体師あるある」とも言えるような僕の悩みをご紹介します。
業界の方は分かってくれる人も多いはず。
【整体師あるある】整体師なら分かってもらえる葛藤【悩み】
僕が悩んでいるのはこちらです。
- マッサージを要求される
- インチキ扱いされる
- パフォーマンスを求められる
この3つです。
整体師の葛藤を知ってください。
整体師あるある①マッサージを要求される
「整体=マッサージ」と思ってる人が多く、マッサージをされること前提で整体院に来る人がとても多いです。
以前勤めていた整体院で、施術により腰痛の痛みは軽減し、肩の可動域もだいぶ良くなった患者さんがいました。
その患者さんが施術後に当時その整体院がやっていたアンケートを書いてくれたんですが・・・まさかの最低評価でした。
理由のところを見てみると「全然揉んでくれなかった」と書いてありました。
症状が改善したにも関わらずとても不満だったようなんです。
このように「症状をどうにかしたい」ということよりも「マッサージをしてほしい」という人が整体院に来るんです。
これは整体院に限らず整骨院なども同じだと思います。
なぜ患者さんはそんな「整体=マッサージ」と誤解をしてしまうのかというと、マッサージをする整体院、整骨院が多いというのもあるでしょう。
整骨院のことを「保険のきくマッサージ屋さん」なんて言ったりするくらいですから。
なので僕はHPで「うちはマッサージしません」とハッキリ書いて、マッサージ目的の人がなるべく来ないようにしています。
整体師あるある②インチキ扱いされる
一般の人は「整体師=インチキ」と考える人も多いと思います。
整体は医療行為でもなければ、科学的に証明されているような施術でもない場合がほとんどです。
また「難病を劇的に治す」というような過大広告をするとこともあり、「怪しい」「インチキ臭い」といった声が上がってしまっている現状があります。
整体師は民間資格なので、あってもなくても整体師を名乗ることができます。
そのくせ料金が高く、レントゲンも撮れないし施術効果も曖昧なので、疑問を抱くのも無理はないでしょう。
最近だと「不妊症」や「アトピー」、「自律神経失調症」などに力を入れる整体院も増えていて、ますます怪しいイメージが定着しています。
それらは整体の効果を証明しにくく、逆にいうと整体が効いていないということも証明できません。
なので、体の痛みを治すのが苦手だからそういった効果が曖昧でも許される分野に逃げている整体師を僕は知っています。
このようにインチキと言われ残念ですが、言われてしまっても仕方のないような背景が実際にあります。
整体師あるある③パフォーマンスを求められる
テレビなどで整体師が登場すると、短時間の施術で効果を出して驚かせますよね。
そういったものを見慣れた人たちは整体師にパフォーマンス的な即効性のある施術ばかりを求めてきます。
親戚の集まりや、全く別業界の友人たちとの集まりなんかで、必ずといっていいほど「ちょっとやってよ」的なことを言われます。
そしてちょっとやっただけでそれなりの効果を求められるんです。
それは患者さんも同じで、「定期的に通う」ということをハナから考えないで一回の施術でどうにかして欲しいという方も多いんです。
語れば長くなりますが、個人的には時間をかけて改善させていくものだと思っています。
パフォーマンス的なことはやる意味がないとすら思っています。
そういったところで世間様とのギャップが出てしまっているのは残念です。
このように求められることと提供したいものが違ったり、インチキ呼ばわりされてしまう現状があります。
日々葛藤しながら仕事をしている整体師も多いでしょう。
そんな中、うまいこと経営を成功させている整体師はどのような人なのかを考えてみました。
柔軟さと頑固さの両方を持ち合わせることがポイントかもしれません。
整体師として生きていくために必要な柔軟さと頑固さ
柔軟さと頑固さの両方を併せ持つことがうまくやっていく秘訣なんじゃないかと思います。
矛盾しているようですが、大事です。
整体師として重要なこと①柔軟さ
状況や相手に応じて施術をする柔軟さがあると強いです。
また、時代に合った集客スキルを学び続ける柔軟さも必要になってくると思います。
「整体師とはこうだ」「プライドが許さない」と、あまり考え方が固いと万人受けは当然難しくなります。
腕があるだけでは経営できないと言われる時代ですから、広い考え方を持つ必要があります。
個人的には、本意ではなくてもパフォーマンス的なものを求められればやるときもあるし、揉んで欲しそうな人にはちょっと揉んだりもします。
僕は無口なので、それに強烈な頑固さも加わったらやっていけないですからね。
整体師として重要なこと②頑固さ
自分の施術、理想の整体師像を追い求める頑固さも必要です。
頑固にやり続けることにより、周りの評価を変えられることがあるかもしれません。
初めはインチキ呼ばわりされていても、それを10年続けたら一気にひっくり返るかもしれません。
先ほど不妊整体を例に出しましたが、患者さんや同業からも冷めた目で見られてきたけど、やり続けた結果今では不妊整体で第一人者となっている人もいます。
貫けば評価を変えられるんです。
また、この業界は離職率が非常に高いと思います。
売上の浮き沈みも激しく経営していくのは簡単ではありません。
そのため長く経営していくにはある程度頑固に理想を追い求めることも重要かもしれません。
柔軟さと頑固さ。この相反するものを両方持ち合わせていることがうまくやっていく秘訣なんだと思います。
どっちかだけだといつか葛藤に苦しめられる時が来るんじゃないかと思います。
長い目で見て、うまいことやっていきたいですね。
整体師の葛藤・あるある〜まとめ〜
整体師の僕が感じていることをご紹介しました。
- マッサージを要求される
- インチキ扱いされる
- パフォーマンスを求められる
ちょっといらっとさせられてしまうこともあります。
この業界でやっていくには、ある程度の柔軟性と頑固さが必要になってきます。
葛藤はありますが、うまいことやっていきたいですね。