僕はモンゴル人の妻と日本で暮らしています。
妻の両親とは結婚してしばらくしてから会うことになりました。
しかも、初対面のその日から約1ヶ月間同居することになったんです。
そのときのことをご紹介します。
外国人の妻の両親と初対面の日から同居することになった話
両親と空港で初対面
モンゴル人の妻の両親が来日しました。
草原で暮らす両親は、人生初の飛行機で日本にやってきました。
そして結婚して初めて両親と会うこととなりました。
初対面の場が空港でした。
その場では軽く握手しただけでほとんどコミュニケーションをとらず、そのまま車に乗って自宅へ向かいました。
車の中では日本の街並みをとても興味深そうに見ていました。
そして自宅に到着し、そこから約1ヶ月間、同居です。
約1ヶ月同居
初対面の日から約1ヶ月間、一緒に過ごすことになりました。
まあ気まずいし、文化も違うし、何よりも言葉が一切通じません。
そんな中、寝食を共にしなければならず大変でした。
しかし、何かと苦労したこともありましたが、結果的にとても楽しく過ごすことができ、両親との距離も一気に縮まったため良かったです。
そのときのことを
- 困ったこと
- 良かったこと
この2つに分けてご紹介します。
困ったこと
困ったことはこの2つです。
- 言葉が通じない
- 食事が合わない
①言葉が通じない
僕は日本語しか話せず、両親は中国語とモンゴル語を話すため、通訳の妻がいないと一切会話が成立しませんでした。
何を話すにも妻を介して話すしかなく、コミュニケーションをとるのにとても苦労しました。
特に困ったのは妻がいないときです。
夫婦共働きで、日中は両親を家に残して仕事に行くんですが、何度か妻より僕の方が先に家に帰ったことがありました。
そのときがとても気まずくてあたふたしてしまいました。
お互い何か話したいんだけど伝わらなくて、結局何も話さないでシーンとなってしまい、離れるために無駄に作業したりしていました。
やはり言葉は重要ですね。
それ以来、中国語をコツコツ勉強しています。
②食事が合わない
両親はモンゴルでは羊料理がメインです。
羊の肉を食べたり、羊から出汁をとった料理をよく食べています。
そのため、日本人が食べているものが口に合うのか心配していました。
そして案の定、口に合いませんでした。
初日に鶏肉料理を作ったんですが、あまり箸が進んでいませんでした。
外食でも色々食べてもらいましたが、魚料理を中心にいまいちだったようです。
家では羊肉を買ってきて羊料理を作って、それはとても美味しそうに食べていました。
しかし、今度は僕がダメでした。
羊肉に慣れていなかったため、僕だけ別のものを食べていました。
羊肉は僕がモンゴルに行った際も散々食べさせられましたけど、いまだに苦手です
ちなみに両親が日本で一番気に入った料理は、近所にあるラーメン屋でした。
ラーメンは美味しそうに食べてくれたのでよかったです。
良かったこと
では、一緒に過ごせて良かったことをご紹介します。
- 楽しんでくれた
- 気持ちは伝わった
この2つです。
①楽しんでくれた
初めての日本で、色々な初めてのことを楽しんでくれました。
草原に住む人達なので、何もかもが新鮮に感じたと思います。
海を見たことがなかったようなので連れて行くと、ずっと写真を撮りつつ眺めていました。
ちょっとした山に行ったときもすごく楽しそうにしていたし、近所の公園に落ちていた松ぼっくりをたくさん拾ったりもしていました。
なんと自動販売機で飲み物を買うのも初めてだったようで、無事買うこともできました。
日本で色々な経験をしていただき、とても楽しんでいただけたようで良かったです。
そしてSNSのようなもので国の人に自慢しまくっていました。
②気持ちが伝わった
言葉が通じない分、身振り手振りでコミュニケーションを取ろうとし、結果的に気持ちの部分が伝わったんじゃないかと思います。
両親がすごく優しいのが伝わってきたし、僕のことも気に入ってくれたようでした。
言葉にしないと伝わらないこともありますが、言葉にしなくても伝わるものもあると思います。
両親がすごく僕に気を遣ってくれてる感じが伝わってきましたし、僕が気を遣ってる感じも伝わっていたようでした。
後半はだいぶうちとけることができたんじゃないかと思います。
なんとなく解り合えた感があったので、その後僕がモンゴルに行った際もすごくよくしてくれました。
まとめ・結果的に距離が一気に近づけた
初対面でいきなり1ヶ月だけですが同居することになり、何かと大変でしたが、結果的に半ば強制的にうちとけることができたので良かったと思います。
言葉や食生活の面などで壁はありますが、越えられない壁ではないと思うので努力しようと思います。
2022年くらいからはモンゴルで暮らすことを予定しているので、毎日語学勉強します。