僕は整体サロンを経営しながらブログで誰かにとって有益な情報を発信しています。
最近、老後2000万円問題など「老後のお金」のことを考える人が多いと思います。
しかし、大事なのはお金だけではありませんよ。
老後のお金の心配をするより、もっと考えなければいけないことがあります。
お金があっても幸せになれるかはわかりませんからね。
今からコツコツ老後のお金を貯めるより、別の方法で老後を楽しむことも考えてみましょう。
今回は整体サロンで多くの高齢者と関わってきた僕が実際に感じた「老後の現実」と、「老後を楽しく過ごすために今のうちからやっておくべきこと」をご紹介します。
【老後の現実】若いうちから将来のことを考えましょう
老後のことといえば年金などお金のことばかりが話題に上がります。
しかし、もっと大事なことは別のところにあります。
整体サロンで高齢者とたくさん関わってきた僕が感じた「老後の現実」をご紹介します。
僕が感じた老後の現実はこちらです。
- ひきこもり問題
- お金のトラブル
- 健康問題
では順にご紹介します。
①ひきこもり問題
家に引きこもっている人がとても多いです。
- 外でやることがない
- 外に出る気力がない
- 知り合いがいない
多くの方が「家から一度も出ない」という毎日を過ごしています。
どこか身体が悪く出かける気になれない人や、家族や友達との関わりが少ない人、出かける理由がないという人もいます。
一日何もしないでただただ同じ毎日を過ごしている人が多いんです。
しかも、お金は持ってる人も多いんです。
お金に困っていないけど、特にやることがない人が多いんです。
ここに大きな問題がある気がします。
若いころからコツコツ老後のために貯金したところで、実際はただただひきこもってしまう可能性があるんです。
②お金のトラブル
何かとお金のトラブルで困っている人も見てきました。
- 相続問題
- 詐欺
- 浪費癖
お金をコツコツ貯めていればいるほど、何かとトラブルに巻き込まれることがあります。
中でも相続問題はえぐいですよ。
疎遠になりかけてた家族が急にやさしくしてきて、ふわ~っとお金の話をしてくるそうです。
それを「先生、どうしましょ」なんて僕に言ってきますからね。
また、先に挙げたひきこもりのように一人で過ごすことが多くなってしまうと金銭感覚がズレてきても注意してくれる人がいません。
また、情報が少ないと怪しい誘いにも騙されてしまう可能性があります。
③健康問題
健康が一番です。
- 病気
- 身体が不自由
- 認知症
身体に不調があるとすべてのことがネガティブに動いてしまいます。
若い人はまだ実感できないかもしれないですが、歳を重ねるにつれどこかしら痛くなり、どこかしら悪くなるでしょう。
また精神的な疾患はこれからの時代さらに増えていくことが予想できます。
もともとはアクティブな人でも、不調があると外に出るのが億劫になってしまい、ひきこもってしまいます。
ひきこもるようになるとさらに筋肉が萎縮し、余計に脚が悪くなるなど不調が増してしまいます。
病気があったり、あっちもこっちも関節が痛かったり、鬱など精神的なものが原因で毎日ツラい日々を過ごしている人をたくさん見てきました。
また、認知症も深刻な問題です。
いくらお金があっても認知症になってしまってはもう自分では何もわからなくなってしまいます。
このように若いころからコツコツ貯金したところで、老後に楽しい毎日が待っているかというとそうではありません。
お金も確かに大事ですが、それだけじゃないんです。
逆にお金がなくてもメチャメチャ楽しい老後をおくることができる場合もあります。
では次に老後を楽しくアクティブに過ごすために若いころからやっておいた方が良いことを考えてみました。
老後を楽しく過ごすために今からやっておくべきこと
「お金があっても何かと大変だし楽しくないかも」という話でしたが、若いころからいくつかのことをしておくことで老後の生活を変えられるかもしれません。
僕が意識してほしいのはこちらです。
- コミュニティを作る
- 趣味を増やす
- 健康な身体を作る
この3つを今のうちから意識してみてください。
①コミュニティを作る
家族や親戚はもちろん、友人や共通の趣味を通じた知り合いなど、自分が関わるコミュニティを増やすことが大切です。
相談できる人を増やし、助け合える仲間を作っておくことであらゆる問題を解決できるはずです。
相続の問題なんかも、家族の親密度があればよりスムーズに話が進むはずです。
また、相続問題もそうですが変な勧誘があったりした場合、相談できる人が多い方が絶対良いです。
人と接する機会が多ければ生活習慣や浪費癖を見直すきっかけにもなると思います。
歳をとってからも色々な人と積極的に関われるよう、今のうちからいくつものコミュニティを作っておくのが理想です。
僕の妻の出身のモンゴルでは、日本とは次元が違うくらい親族や友人との関わりが深いです。
自宅に勝手に入ってくるし、逆にこっちも入るし、来客者が来たら必ずもてなします。
高齢者の介護や子供の世話なども、家族や親戚はもちろん近所の知り合いも含めみんなで協力しています。
また、お金がなくても何だかんだみんなが協力して生活できているんです。
日本みたいに保険や年金など充実してないですが、それでも生きていけています。
さすがにモンゴルの例は極端ですが、いくつかのコミュニティに関わっていた方が良いと思います。
②趣味を増やす
趣味があれば外に出るようになり、人と接する機会も増え、体を動かすことにもなりますよね。
ひきこもってしまうことや健康問題、認知症予防にも効果的だと思います。
若いうちからいろいろなことに興味を持ち、挑戦し、趣味を増やすことで老後もアクティブで健康的な日々を過ごすことにつながります。
何よりも毎日が楽しくなります
僕の患者さんで、多趣味で気持ちも若く、電車で30分もかけてわざわざ僕のサロンに来てくれる人がいます。
驚くことにその方はもう90歳です。
90歳でも週に1回僕のところに来てくれるなど週に3回ほど電車に乗っていろいろなところに行き、まだまだやりたいこと、見たいものがたくさんあるそうです。
その方は若いときにある地域で女性で初めて自動車免許を取り、当時の女性では珍しく様々な事業にも挑戦していたそうです。
このように若いときの行動力は、老後の充実にもつながると言えるでしょう。
若いときにたくさん趣味を作っておきましょう。
③健康な身体を作る
食生活の見直しや適度な運動、毎日の身体のケアなど、若いうちから生活習慣を改善しておくことが大切です。
老後の健康問題はひきこもるきっかけにもなってしまいます。
若いうちから意識しておくことで、歳を重ねても健康で元気にアクティブに過ごせるようになります。
サロンの患者さんはみなさん口をそろえて「若いときにもっとちゃんとした生活してればよかった」的なことを言います。
自分が将来こんなに身体が悪くなるということ想像していなかったようです。
歳をとってからやっと実感するようです。
必ずと言っていいほど後悔することになるので、自覚がある人は早いうちから改めた方が良いですよ。
バランスの良い食事、適度な運動、日々の身体のケアを心掛けるようにしてみてください。
まとめ
老後に大事なのはお金だけではありません。
そのお金を使って楽しむ「気持ち」や「身体」や「理由」なども重要です。
コツコツお金を貯めるのも大事ですが、他のことも考えてみてください。
歳を重ねても元気で若くてアクティブでいたいですね。