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柔整師・整体師として毎日患者さんに施術をしていますが、たまに何をやっても改善しない患者さんがいます。
それはもちろん僕の力不足もありますが、多くの場合「ストレス」が原因となっていることがあります。
ストレスが原因となっている場合は、そのストレスを減らすことができれば症状が改善することがあります。
それだけストレスは重要なんです。
今回はそんなストレスが原因で様々な症状を引き起こし、ストレスが軽減するとともに症状も改善された例をご紹介します。
【柔整師が証言】痛みやダルさの多くはストレスが原因?
整体をしてもあまり改善がみられなかったけど、何かがきっかけでスーッと楽になることがあります。
- 転職したら治った
- 上司が消えたら痛みも消えた
- 引っ越したら気にならなくなった
今回はこの3つの例をご紹介します。
①転職したら治った
肩こりがツラくてツラくてたまらず来院した女性がいました。
何度か施術しましたが、施術後しばらくは良いらしいけど、またすぐに戻ってしまうような状況が続きました。
施術中、いつも話題に上がるのが「会社の不満」でした。
営業職で、ひたすら電話をしてお客さんに会いにいくような仕事で、とにかくストレスが溜まっているようでした。
いつも話の途中に何度もため息をつき、「明日も仕事かぁ」というのが口癖になっていました。
そんな彼女の肩こりを和らげたくて試行錯誤しましたが、正直治りが悪く僕も悩んでいました。
しかし、ある日を境に一切肩こりがなくなりました。
久しぶりに来院したと思ったら、表情がいつもより明るい印象でした。
そして症状を聞くと「今日は悪くないです。何となくメンテナンスしたいと思って」とのこと。
そして施術を開始してすぐに僕はこう言いました。
「あれ?身体、メッチャ別人ですよ」と。
すると「わかります?仕事辞めてから肩こりないんです」と。
どうやら仕事を変えて、変えたと同時にあんなにツラそうに悩んでいた肩こりがなくなってしまったようなんです。
また、現在彼女は別の事務系の仕事に転職していますが、今も変わらず肩こりはないそうなんです。
やはり前職のストレスが一番の原因であったことは間違いなさそうです。
僕は肩こりは最もストレスが原因している症状の一つだと考えています。
環境が変わったことがきっかけで肩こりが治った人を今まで何人も見てきました。
②上司が消えたら痛みも消えた
背中の左側が常に激痛、座っているとフラフラしてくる、といった症状の女性がいました。
経験的に精神的なものが影響していそうな雰囲気の方で、整体なんかでは手に負えないような感じでした。
僕のところに来るまでに民間療法を色々試したり、いくつかの病院で片っ端から調べてもらったけど「異常なし」と言われていて、それでもとにかくツラくて悩んで来院しました。
案の定、僕の整体で劇的によくなることもなく気休め程度でした。
そんな中、いつも通り1週間ぶりに来院すると症状が少し楽になっていたようです。
聞いてみると、「職場の席が変わった」とのことでした。
席が変わることで姿勢に多少の影響が出るかもしれないし、女性の場合冷房の当たりやすさなども不調に大いく影響するので、席が変わったことがいい方向に働いてくれたのかな、と、この時は思っていました。
それから毎週少しずつ身体が変化していきます。
その頃から毎週のように「会社の人間関係の話」をたくさんしてくれるようになりました。
どうやらあまり良い環境ではないようでした。
僕もそれまではあまり深掘りしないようにしていましたが、具体的な愚痴もたくさん聞くようにしました。
そして愚痴を吐き出せば吐き出すほど身体が少しずつ楽になっていくような感じでした。
そしてあるきっかけで身体が劇的に楽になります。
それは「嫌いな上司が会社を辞めた」ことでした。
今までずっとその上司が嫌で、それが大きなストレスになっていたようです。
結果的にその上司が辞めたことがきっかけで身体が代わり、表情もとても明るくなりました。
本人は「粘り勝ち」というような表現をしていましたが、人間関係が原因で身体を壊す方が本当に多いため、よほどツラかったら自分が辞めるのもアリだと思います。
③引っ越したら気にならなくなった
とにかくダルい、夜ほとんど寝れないなどの症状で悩む男性がいました。
身体を触った感じは悪い感じはしなくて、病院で検査しても異常はなかったようなんです。
しかし、とにかくツラいということでした。
この方は初回にすごいことを打ち明けてくれました。
「事故物件に住んでるんですけど、そういうのって関係ありますか?」と聞いてきたんです。
どうやら知ってて事故物件に住んでいるそうで、「特に何も感じないけど、毎日怖い」的なことを言っていました。
その方に「ストレスが要因になることはありますよ」的なことを伝えると、「やっぱりな…」と納得していました。
最初は何も思わず「家賃が安くてラッキー」くらいの気持ちでしたが、住んでいると日に日に気分が落ち込んできたようです。
そして御察しの通り引っ越しをしたら感じていた症状は全てなくなり、毎日ぐっすり眠れるようになったそうです。
これは本人の思い込みによるストレスなのか、それともその部屋から何か影響を受けていたからなのか、それは定かではありませんが。
この方が上記2名と違っていたのは、触った感じの身体の変化がほとんどなかったことです。
初回来院時も、引っ越して症状がなくなってからも身体はほとんど変化がありませんでした。
やはりストレスなど精神的なものの影響が原因だったと言えそうです。
よほどメンタルが強い人でない限りあまり事故物件はオススメしません。
やはり色々と余計なこと考えちゃうようです。
このように整体をやってもなかなか改善しなかった人が、何かのきっかけでガラッと症状に変化が出ることがあります。
ストレスを感じていたら、そこから逃げることも大事ですよ。
ストレスを避けろ!
ストレスを避けるのはなかなか難しいですが、あまり溜め過ぎるのは本当によくありません。
僕はストレスを溜めすぎてうつ病になってしまった人や、多種の依存症になってしまった人などを見てきました。
身体がツラくなるくらいストレスを抱えていたら、そこから逃げ出すのも大事ですよ。
ストレス対策として「規則正しい生活」や「運動」、「趣味に没頭」などが効果的と言われています。
僕の場合「ブログ」がかなり効果的です。
日々起きたことを文章にして発信していると、なんだかストレスも発散されている気がします。
また、整体等も効果的です。
上手い人は「患者さんの症状の変化」と「ストレス」を結びつけるのが絶妙です。
実は僕も、ここを頑張っているから結果的に症状を改善するまで導けるという裏話もあります。
ストレス社会ですが、上手く避けながらいきたいですね。