僕は整体サロンを経営しながらブログで誰かにとって有益な情報を発信しています。
低単価の整体サロンをのびのび楽しく経営しています。
同業者のTwitterやブログをみていると、たまに「〇〇分〇〇円の料金体系でやってるところはダメだ」的な言葉を目にします。
僕の整体サロンはまさに「〇〇分〇〇円」でやってます。
ということで、否定されているわけです。
今回はこれに反論します。
「〇〇分〇〇円」を否定する治療家は患者さんのことを考えてないクソ野郎
患者さんによって症状が違うから、当然施術時間も違ってくるでしょう。
なので患者さんごとに施術時間が変わりつつ一律の料金をいただくというのは理解はできます。
しかし、それは「理想」ではないでしょうか。
または施術者による「エゴ」かもしれません。
〇〇分〇〇円を否定している人は本当に患者さんのことを考えているんでしょうか?
ただただ金儲けができればいい自己満クソ野郎なんじゃないか?と思ってしまいます。
そりゃ次の患者さんを待たせていいなら気が済むまで施術したいですよ。
そりゃ10分で終わる人も60分で終わる人も同じ料金とりたいですよ。
だけど現実的には難しいです。
僕のサロンの場合ですが、
次の患者さんを待たせないように時間を厳守するし、経済的な理由で通うのが厳しい方に「時間短縮の安いコース」を作りました。
結果的に「〇〇分〇〇円」のような時間に応じて料金が変わるシステムになりました。
〇〇分〇〇円にとする理由
個人的に時間制にしている理由をご紹介します。
- 金銭的な問題
- 予約時間の問題
- 時間通りに行うのも技術
①金銭的な問題
自費の場合、施術時間関係なく一回5000円以上のところが多いと思います。
経営していくにはそのくらいの単価にするべきなのもわかりますよ。
しかし、5000円も出せない人が多い現実もあるんですよね。
一回5000円も出せない人には、それなりの処置を考慮すべきで、その一つが「時間短縮コース」だと思います。
僕のサロンは「メインのコース」と「時間短縮したメインより安いコース」があります。
時間短縮の低単価コースを作ったことで、今まで整体を受けることができなかった患者さんに喜んでもらえています。
別に高単価を否定するつもりはないし、患者さんによって施術時間が変わること自体を否定するつもりはありません。
ただ、金銭的に余裕がない人を見捨てておいて「〇〇分〇〇円のところはダメ」などと否定している人を見ると残念に思います。
②予約時間の問題
整体院・治療院経営において、予約制にすることは様々なメリットがあります。
特に今は忙しい人が多いので、患者さんに無駄な待ち時間を取らせないというのが最大のメリットになると思います。
予約制にするならば時間通りにまわす必要があり、当然施術時間の目安が必要になってくるでしょう。
僕の患者さんは多忙な人が多く、「この日のこの時間じゃなきゃ行けない」という人ばかりです。
そういった人は開始の時間と終わりの時間を想定し、前後にも予定を入れてスケジュールがビッシリです。
終了予定時間より伸びることは「得」ではなく「迷惑」に思われてしまう可能性があるくらいです。
患者層が時間を気にせず後の予定もない方ばかりならいいでしょうが、働きながら子育てをする層がメイン客層の僕の場合だと、目安の時間というのは必須です。
③時間通りにおこなうのも技術
患者さんに合わせて時間に縛られないベストな施術をおこなうのも技術ですが、「決められた時間内でベストな施術をする」というのも技術だと思います。
例えば現在18時だとして「19時までに3人施術しなければならない」という場合、三等分して20分ずつの施術で一人ひとりにベストを尽くすべきだと考えます。
逆に、一人にベストを尽くした結果「あとの二人はまた今度」というのは施術者のエゴであり、あとの二人の患者さんのことを考えれてないですよね。
時間通りの施術というのは決してネガティブなことではなく、それも一つの技術ではないかと思います。
このように、個人的には色々と理由や想いがあっての「〇〇分〇〇円」なんです。
おそらく同じような考えで時間を設定しているところも多いと思います。
(時間内でただマッサージするだけのところは…それとは一緒にして欲しくないです)
ただ、理想は「〇〇分〇〇円」ではない
理想を言えば時間に縛られないで施術できればそれがベストです。
あくまでも今回は「ザコ治療家の僕が経営していくには」という目線でのお話です。
生活費を削って貯金崩してでもお金を作って、どんなに忙しくても時間を作って、藁をもすがる思いで行きたいようなところなら別なのかなと。
ただ、だからってむやみに「【〇〇分〇〇円】はクソだ」と否定されると、僕みたいなザコ治療家が傷つくよ〜というお話でした。
最後に・・・
今回は少し感情を込めて書きましたが、どうも最近は「経営」ということが先行して「患者さん」が見えていない人が多い気がしてなりません。
経営のことばかり考えている治療家・整体師は、もう一度原点回帰で患者さんのことを考えてみてはいかがでしょうか。