僕は収入がなかった頃、夫婦で市営住宅に住んでいました。
収入に応じて家賃が決まるため、低所得者にはとても助かります。
抽選で選ばれ運良く住めることになったんですが、デメリットに思うことがたくさんありました。
今回はそんな市営住宅に実際に住んで感じた【闇】をご紹介します。
市営住宅、その他公益住宅に住もうと考えている方はぜひご参考ください。
【市営住宅の闇】公営住宅に実際に住んだ感想【デメリット】
数年前に夫婦で市営住宅に3年程住んでいたことがありました。
倍率が高いなか運良く当選し、高層階だったこともあり初めはテンション上がっていました。
しかし、住み始めてからすぐ、なにかと感じることがありました。
そんな僕ら夫婦が市営住宅に実際に住んだ感想をご紹介します。
まず良かった点です。
- 家賃が安い
- 家賃が安い
- 家賃が安い
まあこんなところでしょう。家賃が安く、更新料がないことです!
収入に応じて家賃が決まるため、当時ドン底だった僕らは3LDKの部屋を驚くほど安く借りることができました。
今でも本当に感謝しています!
その他メリットについてはこちらから↓
<<<【公営住宅に住むメリット】市営住宅に住んだ経験者が語ります
メリットはここまでにして、続いてデメリットをご紹介します。
市営住宅・公営住宅に住むデメリット
正直不便に感じたことはたくさんありました。
色々な事情があり、色々な年代の人がいるわけだからそりゃ色々あります。
僕が感じたデメリットはこちらです。
- 個人情報ダダ漏れ
- 行事に強制参加
- 変な人だらけ
- 治安が悪い
- 人が亡くなる
- 班長制度
こんな感じです。
挙げたらキリがないくらいありますが、主なものはこれらです。
では順にご紹介します。
①個人情報ダダ漏れ
まず個人情報の保護もクソもないです。
今の時代、やはり遅れています。かなり遅れています。
- ポストに部屋番号と名前記載
- エントランスに全部屋の名前記載
- 自転車に住宅名と部屋番号記載
- 玄関扉の横に名前記載
これらが強制なんです。
自転車を見れば住宅名と部屋番号がバレます。
すると今の時代すぐに場所を特定できます。
そしてその住宅に行きポストを確認すれば名前もわかってしまいます。
名前がわかればSNSなどからさらに細かい情報を知られてしまいます。
つまり、ストーカーされ放題なんです!
僕は引っ越した当初はポストに名前を書いていませんでした。
すると棟長に「書いて」と言われ強制的に書かされました。
自転車も住宅内の敷地に停めるなら住宅名と部屋番号が書かれたシールを貼らなければいけませんでした。
いつになったら見直されるのでしょうか。
②行事に強制参加
何ヶ月かに一回、棟全体での清掃があります。
これは強制参加なんです。
100名以上で住宅周辺を掃除するんですが、いつも日曜日の朝なんです。
つまり日曜日が休みということが大前提なんです。
僕も妻も日曜日は仕事だったので、午前中休んで清掃に参加しなければなりませんでした。
しかし一度、どうしても仕事を休めなくて参加しなかったことがあったんです。
参加しないことに対してペナルティは特にありませんでした。
しかしその日、仕事から帰宅した際にたまたま同じ階の住人とエレベーターで一緒になったんですが「ここに住むっていうことはどういうことかわかってないのかな?」と皮肉たっぷりで言われたんです!
今後の人間関係のためにも必ず参加しなければなりません。
③変な人だらけ
もうね、いろんな人がいますよ。本当にいろんな人がいます。
大半が高齢者のため体の悪そうな人や認知症の人も多いです。
それは仕方ないですよね。
他には外で大声で叫ぶ人もいますし、夜22時になると周辺に聞こえるように笛を吹く人もいますし、挨拶しても一切返してこない人も多数いますし、ずーっと「死ね死ね」とヒソヒソ言っている人もいます。
ちょっと不思議だったのが、僕の顔を見ると「お金あげるよ、ねえ、お金あげるよ」と言ってくるおばあちゃんがいました。
「いや、結構です」と言うと「何で?何で?あげるよ」と言ってくるんです。
しかも会う度にですよ。
しかし、妻には一切話しかけてこないんです。
僕ら夫婦でいるときも僕のことを見て見ぬふりをして話しかけてきません。
ヤキモチ・・・?
また、訪問者も色々来ます。
宗教系もしょっちゅうですしセールス系もしょっちゅうです。
セールスが来て、ドアを開けて僕の顔を見た瞬間「あ、すいませーん」と言って去って行く人もいます。
おそらく高齢者を騙したいセールスだったんでしょうね。
一番怖いのはピンポン押さないでドアを開けてきた人がいました。
僕が気づいて見に行くと誰もいませんでした。
あれはなんだったのか。。。
④治安が悪い
ちょっと荒れた感じはあります。治安は悪いです。
テレビのニュースになるような事件も、公営住宅の場合が多いですからね。
夜になると音のうるさいバイクが周辺を走り回ることもよくあります。
近くのコンビニには悪そうな感じの子達がタバコを吸っています。
虐待か?と疑ってしまうこともしょっちゅうあります。
深夜3時くらいに急に子供が泣き叫ぶ声が聞こえ「お母さん、ごめんなさい」と一時間近く叫んでいたこともありました。
「ちょっとやり過ぎじゃない?」というしつけを目撃したことも何度もありました。
棟の代表である棟長に選出されると嫌がらせを受けることも多いらしく、当時の棟長は車の窓ガラスを割られ、自転車もパンクさせられたそうです。
このようになにかと怖い部分もあります。
⑤人が亡くなる
高齢者が圧倒的に多いのでしょっちゅう訃報の知らせがあります。
また、救急車やパトカーが来る頻度は通常のマンションに比べると圧倒的に多いと思います。
帰ってきたら救急車が停まっていて担架がエレベーター前に置いてある光景を何度も見たことがあります。
他の階からお経の音が聞こえてくることもたまにありました。
「部屋が空く」ということは「そういうこと」かもしれません。
なにかと敏感な方はやめた方がいいかもしれませんね。
⑥班長制度
各階ごとに班長がいて、一年経つと隣の部屋の人にバトンタッチします。
運悪く入居2年目にうちは班長の順番が回ってきてしまいました。
班長の仕事・・・マジでダルい!
- 毎月の共益費の集金
- 月に二回の清掃
- 役員の仕事
- 数ヶ月に一回の会議
- 毎月の掲示物の張り替え
- その他雑務
なにかとやることが多いんです。
しかも、急に「班長は明日の〇〇時集合」という呼び出しがかかるんです。
月に二回の掃除も、仕事を午前中休まなければなりませんでした。
これも何度か参加できなかったことがありましたが、特にペナルティはありませんでした。
しかし、基本的にみんな当然のように参加するため罪悪感はあります。
また、毎月同じ階の人達の共益費を集金するんですが、毎月のように期日までに持ってこない人ばかり。
こちらから催促しないといけないことも多々あります。
そういうことがちゃんとできないから収入が低いんじゃないのかな〜
班長の1年間は本当にダルいです。
でも結局、ありがたい!
悪口ばかり書いてきましたが、収入が少なかった時期は本当に助けられました。
市営住宅に住めなかったら生活は無理でした。
色々デメリットはありますが、全部我慢できることです。
特に大きなトラブルもありませんでしたし。
今もう一度そこに住みたいかと聞かれれば「ノー」ですが、しかし当時はそこに住めて本当に良かったです。
それだけは伝えたいですね。
あと班長の順番も運ですね。
住宅によりますが、僕のとこはだいたい8〜10年に一回まわってくる感じでした。
僕は3年しか住んでないのに班長を経験しました。
まとめ
市営住宅・公益住宅には家賃が安いというメリットもありますが
- 個人情報ダダ漏れ
- 行事に強制参加
- 変な人だらけ
- 治安が悪い
- 人が亡くなる
- 班長制度
上記のようなデメリットもあります。
基本的に暇な高齢者向けなため、母子家庭や夫婦共働きの家庭などは都合をつけるのが大変だったりします。
しかし、それをふまえてもそこに住みたい、住まなければならない人たちもいると思います。
ある程度我慢したり目をつぶることも必要ですが、それだけの価値はあります。
どなたかの参考になれば嬉しいです。