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施術家の先生って、たくさん勉強して知識が豊富で、患者さんの症状を改善させようと日々腕を磨いていると思います。
しかし、逆にそれが欠点となってしまうこともあるかもしれません。
考えすぎたり、自分の技術を信用しすぎてしまい患者さんを改善へと導けないことがあります。
そんな壁にぶち当たっている先生は、先入観をなくすといいかもしれません!
勉強しても勉強しても結果が伴わないという人は、一旦全部忘れて、頭を空にしてください。
先入観なしで患者さんを診ることで、今まで気づかなかったことに気づき、改善へ導けるかもしれません。
先入観をなくせ!施術効果を飛躍的に向上させる方法【整体】
先入観を持たないで患者さんを診ることで、今まで改善させることができなかった症状を改善させられるかもしれません。
先入観を持つと、このようなデメリットがあります。
- 難しく考えてしまう
- 視野が狭くなってしまう
この2つです。
先入観を持つデメリット①難しく考えてしまう
「こういう症状の患者さんはこれが原因」という先入観を持っている方が多いと思います。
施術家は知識が豊富なゆえに、逆に余計なことを難しく考えてしまっている場合があるんです。
例えば歩行です。
「歩くと膝が痛くなる」という患者さんに対し、「歩くと」という部分に気を取られ、
- 立脚期や遊脚期がどうのこうの
- 筋肉や関節がどうのこうの
- 筋膜のつながりがどうのこうの
- 運動連鎖がどうのこうの
と、自然と歩行を分析して難しく捉えてしまいがちです。
もちろん、分析したことで改善に導けることもあります。
しかし、僕の少ない経験上ですが、そういった場合歩行を一生懸命分析しても膝の痛みは改善しないことが多いと思います。
歩行なんて、普段みんな無意識に何も考えないで歩いていますよね。
また、変な歩き方でも「どこも痛くない」という人がほとんどですよね。
なので、「歩くと」という患者さんの言葉に先入観を持たないで施術することにより改善させられるケースが多々あります。
実際、僕は「歩くと〇〇が痛い」という患者さんに対し、歩行を分析したことなんて一度もないですが、ちゃんと治してます。
先入観を持つデメリット②視野が狭くなってしまう
先入観があると視野が狭くなってしまうことがあります。
特に問診の時などです。
問診の段階で患者さんの情報をたくさん聞き出すと思います。
- 仕事
- 生活習慣
- 既往歴
などです。
しかし、それを聞いてしまったがゆえに考え方が狭まってしまうケースが多々あると思います。
例えばデスクワークの患者さんがいたとします。
問診の段階で「1日8時間パソコンをやっている」と聞いたとします。
そしたら肩こりも腰痛も全て「座っていることが原因だ」と思い込んで施術をしてしまいがちだと思います。
また、過去にうつ病を発症していた患者さんがいたとします。
すると、うつ病と聞いた瞬間から「原因はストレス」と決めつけてしまいがちです。
何をやっても改善しない場合はストレスを言い訳をするんじゃないでしょうか。
問診で情報を集めると、逆に視野が狭くなってしまう可能性があるんです。
なので問診の段階では、最低限のこと以外あえて何も聞かないで、先入観のない状態で施術に入るという手段もありなんです。
このように先入観を持ってしまうと難しく考えてしまったり、考えを狭めてしまうことがあります。
僕はそれに気づいた時からなるべく先入観を持たないで施術をすることにしました。
結果的にそれで施術効果も飛躍的に向上しました。
で続いて「先入観を持たないで施術する」ということについて深掘りしていきます。
先入観を持たないで施術をする方法
先入観や固定概念を持たないことで施術効果を上がることがあります。
そのために重要なのがこちらです。
- 触った感覚を大事にする
- 触って気になったところを調整してみる
これだけです。
先入観なしで施術する
持っている知識や患者さんの情報を一旦無視して、とりあえず何も考えないで全身を触ってみることが大事です。
単純に触った感触で違和感があった場所を調整してみると、思いの外いい結果が出たりします。
例
以前、「右の肩甲骨の内側が痛い」という患者さんがいました。
僕はその方の情報をあえてほとんど聞かず、とりあえず全身を触診してみました。
すると痛い側の胸筋が異常に硬く、そこをほぐしたところあっさりと肩甲骨の内側の痛みもなくなりました。
そして施術後に「右の胸筋が硬くなっていたのが原因でした。胸筋は腕を使うとで硬くなります」と伝えました。
すると患者さんは「右手で常にパソコンのマウスをいじっている」と言ってとても納得してくれました。
この「胸筋が硬くなって肩甲骨の内側が痛くなる」というのは、少し勉強している施術家なら誰でも理屈でわかると思います。
しかし、僕はその「理屈」ではなく、あくまでも「先入観なしで触った感触」で原因を導き出すことも重要と考えています。
だって、逆にいうと触った感触で原因を見つけることができれば、理屈を知らなくても治せるんです。
ではもう一つ例をご紹介します。
20代女性で肩こりと首の痛みが強い人がいました。
その女性を先入観なく全身を触った結果、片方の足関節がとても硬いことに気づきました。
そして足関節を牽引するような施術をした瞬間「あ、そうされるとすごい楽!」と言ってきたんです。
その後何度か足関節を中心に調整した結果症状を改善させることができ、その患者さんはすっかり僕のことを信頼してくれるようになりました。
この当時の僕は、「足首を調整すると肩や首の症状が改善する」ということの理屈を知りませんでした。
しかし、理屈がわからなくても先入観なしで触った結果、原因を見つけることができたんです。
この技術をもっと養っていけば「誰も理屈で説明できないような症状でも改善させられるはず」と考えるようになりました。
一旦先入観を無くして患者さんを診ることで、今まで気づかなかったものを得ることができ、改善に導けることがあるかもしれません。
僕の場合、もし先入観なしで診てみて原因を見つけられなかったら、その時は患者さんから情報を集めつつ持っている知識・理屈をフル活用します。
それでダメだったら持っている知識をフル活用
まずは先入観を持たないで
- 触った感覚を大事にする
- 触って気になったところを調整してみる
これらが大事だと言いました。
もし、上記で原因を特定できず症状を改善させることができなかったら、その時は問診で患者さんからたくさん情報を集め、自分が持っている知識や理屈を活かして診ていけばいいと思います。
施術家によって色々な診方がありますよね。
- 運動連鎖
- 筋膜のつながり
- トリガーポイント
- エネルギー
- その他
これら自分の考えや手技を存分に試してみてください。
先入観について・まとめ
自分の持っている知識や技術を患者さんにぶつけても改善させることができないこともあると思います。
そんな時は先入観なしで患者さんを診ることで、今まで気づかなかったことに気づき、改善へ導けるかもしれませんよ。
僕はその「先入観なしで診る」という部分を養った結果、施術家として一段階上に行けた気がします。
知識や理屈で頭が重くなっている先生は、一回全部忘れてみるのもいいかもしれませんね。