【意外と難しい】患者さんにセルフケアをやってもらう方法

無口
どうも。無口です。

僕は整体サロンを経営しながらブログで誰かにとって有益な情報を発信しています。

 

 

突然ですが、患者さんに「次回までにこのストレッチを自宅でやってください」と伝えて、ちゃんとやってくれる割合ってどれくらいですか?

残念ながら結構低いという方が多いと思います。

 

基本的に患者さんは自宅ではあまり積極的にはやってくれません。

というか、やりたくないから整体院に行くんです。

 

ということで今回は患者さんにストレッチや運動などの「セルフケア」をしっかりやってもらう方法をご紹介します。

 

 

【意外と難しい】患者さんにセルフケアをやってもらう方法

肩甲骨体操

「来週まで毎日これをやって」と言っても、基本的にやってもらえません。

特に僕は絶望的に無口でトークが下手なので、やってもらえません。

 

理由はこちらです。

  1. 自分ではやりたくない
  2. やる理由がわからない
  3. やり方がわからない

では順にご紹介します。

 

①自分ではやりたくない

まず大前提ですが、患者さんは自分でケアするのが嫌だから整体院に行くんです。

それを理解できていないとギャップが生まれてしまいます。

 

僕のサロンでも施術後に「自宅でこのストレッチやってください」と指導しますが、基本やってもらえないです。

なので「やってもらえない」ということ前提で指導しています。

 

何もしない人より、「整体院に来たことですでに一歩踏み出している」ということを理解しましょう。

 

②やる理由がわからない

「なぜそれをやるのか」ということをわかっていない場合があります。

 

ストレッチにどういう効果があるのか、食生活の改善にどういうメリットがあるのかなどをわかっていないことが多いです。

なのでやる理由をしっかり伝えることが重要です。

 

また、「整体を受けた」ということで患者さん自身は満足していることも多いです。

なので「自宅でもやらなければいけない」という発想がないことが多いです。

 

③やり方がわからない

運動やストレッチなど、患者さんは正しいやり方をわかっていません。

定番のストレッチすら、やったことがない人もいます。

 

また、普段から運動やストレッチをしているという人でも、その意味や目的もわからずやっている場合もあります。

  • ストレッチ=筋トレ
  • 脚が太るから走らない
  • 汗をかけば痩せる

このような勘違いをしている場合があります。

 

人によって本当にとんでもない勘違いをしている人がいるので正していかないといけません。

 

 

 

このように基本的に患者さんはセルフケアをする発想がない、わかっててもやりたくないという場合があります。

では続いて、そんな患者さんにこちらの指導をおこなってもらうコツをご紹介します。

まあ、全員やってくれるわけではないですが・・・

 

やってもらうコツ!

セルフケアを自宅でやってもらうことをご紹介します。

  1. やる理由を伝える
  2. やり方を丁寧に伝える
  3. やってくれたら褒める
  4. 限定した指導をする
  5. HPやブログで紹介する

この5つです。

 

①やる理由を伝える

なぜそれをやるのか、という理由を伝えないとやってくれません。

 

あなたの腰痛の原因はここの筋肉が硬くなっていたことが考えられるので、自宅でもここの筋肉のストレッチをして伸ばして置くことで再発を防ぐことができますよ」などと具体的に説明する必要があります。

 

基本的に患者さんはやる気がありません。

なのでやる理由がはっきりわからないと尚更やってくれません。

ということで納得してもらえるような説明が必要です。

 

②やり方を丁寧に伝える

やり方を丁寧に説明し、その場で実践してもらい感覚を覚えてもらいます。

口で説明するより、実践してもらうことが大事です。

子供に教えるくらい丁寧にしつこく指導しないとできないと思っておいたほうがいいでしょう。

 

ここで注意点なんですが、やり方を丁寧に説明してもほとんどの患者さんはやり方を間違えて覚えます。

もう一度繰り返します。

ほとんどの患者さんはやり方を間違えて覚えます。

全くストレッチをしたことがない人は、定番と思われてるストレッチもできません。

そういう方に殿筋のストレッチを教えて、次回来たとき確認したら内転筋のストレッチになっていたことがありました。

 

また、肩関節のリハビリで肩関節を動かす体操を指導しました。

次回確認すると思いっきり体幹の側屈が入って、肩関節は動いてないのに肩を上げた気になってる人もいました。

 

このようにわかるように教えたつもりでも時間が経つと日に日にやり方が自己流になってしまいます。

 

ということであなたが知っているものの中で、なるべく簡単な方法を丁寧に教えてあげてください。

そして、もし間違えて解釈されたとしても悪影響のないものをチョイスしてください。

無理してやった結果痛めてしまっては元も子もありませんからね。

 

③やってくれたら褒める

基本的に自分ではやりたくない人がほとんどです。

なのでもしやってくれたらとことん褒めましょう。

 

「これを毎日やってください」と伝えて、次回やったかどうか確認すると「その日と次の日はやったんですが・・・」的なことをほぼ必ずと言っていいほど言われます。

それに対し僕は「なんでやらないの?」なんて言いません。

「やってくれてありがとうございます」と必ず褒めます。

 

そして体の変化は特になかったとしても「ちょっとやってくれたおかげで、やっぱり体変わってましたよ」的なポジティブなことを伝えます。

すると少しだけやる気になってくれる場合があります。

 

④限定した指導をする

あれもこれも指導してもやってもらえません。

「これだけ」と限定した指導をするとやってもらえることが多いです。

 

患者さんの症状をみて、特にここが原因と思われる場所のセルフケアをひとつだけ紹介します。

しかも、毎回毎回言い続けると、ちょっとはやってくれます。

 

そしてやってくれたら上で説明したように誉めてあげれば、さらにもうちょっとやってくれます。

 

⑤HPやブログなどで紹介する

間違ったやり方をしないよう、参考にしてもらうといいと思います。

 

HPやブログなどで積極的にセルフケアのやり方を紹介していると、それをみながらやってもらえることがあります。

また、積極的に書いておくことで、来院前からセルフケアに抵抗がない人に来てもらえる場合もあります。

 

中には「いつも参考にさせてもらってました」と、集客に繋がることもあるので書いておいて間違いはないと思います。

 

 

 

 

このように「やらないとダメ」と高圧的にいくのではなく、やらないこと前提で誉めながらやってもらうことが効果的だったりします。

あくまでもトークが絶望的に下手な僕のやり方であることもお忘れなく。

トークが上手い人は、もっと簡単に指導することができるんでしょうね。

 

しっかりセルフケアをしてもらうことで回復が早くなります。

また、結果的に健康に目覚めて健康オタクになる人もいます。

なのでまずはできる範囲でやってもらいましょう。

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