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<<<【経営塾よりタメになる!】整体院・治療院のリアルな経営報告
整体・治療業界に興味を持ち、整体学校を探している方に超現実的なアドバイスをさせていただきます。
今は死ぬ気で勉強して、死ぬ気で努力している整体院がバンバン潰れている時代です。
そんな中「近くて通いやすい」なんて理由で学校を選んだ人が勝ち残っていけると思いますか?
軽い気持ちで整体学校に行こうとしている人は後悔することになりますよ!
【超現実的な整体学校の選び方】安い・近いで選んだ人に未来はありません
この記事は「整体学校はココがおすすめ!」という何の根拠もない無責任なものを紹介するわけではありません。
無口でコミュニケーションをとることが極端に苦手でも整体サロン経営を成功させた僕が「リアルなアドバイス」をさせていただきます。
まず結論から言います!
整体に興味を持ち整体学校で学ぶことを考えている方、まだ学校に行くのは早いです。
学校へ行く前に、まずは研修のある整体院やリラクゼーションマッサージ店などに勤めることをおすすめします。
学校で学び始める前に、まずは現場に出てみることをおすすめします。
そして2~3ヶ月だけでも良いので働いてみて実際に患者さんの体を触らせてもらいましょう。
すると自分の施術の特徴や、やりたいことが見えてきます。
例えば
- 強いマッサージは苦手・・・
- 女性の方がウケが良い!
- スポーツをやっている人に施術したい
- リラクゼーションを極めたい
- 重症患者を助けたい
- 高齢者は難しい・・・
などなど。
少し働いてみることで得られること、考えさせられることがたくさんでてきます。
それらの気づきを得てから自分に合った手段を探るのが良いかと思います。
それを踏まえて、業界の現実をご紹介します。
整体業界の現実
今の整体・治療業界の現実を話すと、国家資格保持者や死に物狂いで勉強した人たちの整体院が乱立しています。
そしてそんなやる気ある人たちの整体院でもバンバンつぶれる時代です。
そこに飛び込んで勝負するということを忘れてはいけません。
また、自分の通った整体学校の技術だけで経営している人を僕は知りません。
厳しい業界です。
- 独学でいきなり開業・・・無理です
- 整体学校に行って、すぐ開業・・・無理です
- 整体学校に行って、ちょっと働いて、開業・・・後悔するかも
整体学校の現実①独学でいきなり開業・・・無理です
独学でいきなり開業は厳しいです。
そんなに甘くないです。
僕が今やっている技術はほぼ独学です。
知識も学校で教えてもらえるものなんてほんの一部で、ほとんど独学です。
これだけ聞けば「独学でもいけるんじゃね?」と思うかもしれませんが、無理だと思います。
今はネットで様々な情報が手に入ります。
わかりやすい参考書籍やDVDもたくさんあります。
独学と言えるかはわかりませんがセミナーや勉強会も全国各地で様々なものが開催されています。
それらで知識・技術を高めていたとしても厳しいと思います。
数ヶ月で良いので実際に現場に出てから考えるべきです!
数ヶ月で良いので経験も必要
まず経験がないと自分の施術が他の施術者と比べてどんなもんかということがわかりませんよね。
- 上手いのか下手なのか
- 向いてるのかどうなのか
- 強いのか弱いのか
- 触り方が丁寧か雑か(これ超重要)
これらがなかなか客観視できないと思います。
また、患者さんの体は誰一人として同じ人なんていません。
みんな症状が違えば特徴も違うし、性格など人間的なものも全く違います。
来院から施術までの流れや施術前後の患者さんの雰囲気やリアクションなども経験していないとわからないことばかりです。
このようにどんなに知識・技術に自信があっても「自分のこともわからない、患者さんのこともわからない」状態で始めるのは危険です。
初月から勢いに乗れない
「初めは練習のつもりでやればいいかな?」なんて軽い気持ちで始めてしまった場合、当然患者さんはリピートせず売り上げも上がらないでしょう。
残念なのが「一番集客できるオープン時期」に多くの患者さんを失ってしまうことです。
せっかく来てくれた患者さんたちを腕の無さで逃してしまうのはとてももったいないことです。
もし、腕も知識も経験も万全な状態で開業していれば、一番集客が期待できるオープン時期にたくさん集客して、そのほとんどをリピートさせてロケットスタートを切ることができます。
ということで独学でやれる自信があったとしても、せめて数ヶ月でも良いので実務経験を積んでおいた方が良いと思います。
整体学校の現実②整体学校に行って、すぐ開業・・・無理です
整体学校に行って技術や知識に自信をつけて開業に向かう人も多いと思いますが、厳しいです。
それだけでははっきり言って井の中の蛙です。
ほとんどの施術家は開業してからもセミナーや勉強会、別の学校に入り直すなどして勉強を続けています。
それだけ勉強を続けていてもみんな経営に苦戦している時代です。
その中に整体学校の技術だけを武器に開業しても勝算はありません。
先ほど解説した「独学ですぐ開業」という場合に比べればまだマシです。
学校である程度の人の体を触り、自分の施術を評価してもらうということを経験しているためです。
しかし、生き残っていくためには学校を出てからもたくさんのことを勉強しなければライバルに勝てません。
学校で教わったことなんて「基礎」の「基」の「一」にすらならないということを知っておくべきです。
整体学校の現実③学校に行って、ちょっと働いて、開業・・・後悔するかも
これは先ほど解説した①②よりは良いと思います。
学校行った後に少し働くことで現実を知り、自分に何が必要か、何を勉強しなければいけないのかが見えてきます。
そしてそれらを補ってから開業へ向かうことができるため、より安全な方法だと思います。
しかし、「だったらまず働いた方が良いんじゃね?」と思いませんか?
学校をでる
↓
現場にでる
↓
必ず自分の課題や目標が見つかる
↓
それを克服するためにさらに勉強する
↓
開業
という流れですが、もし最初の学校へ行く前に初めから現場に出ていれば、最初の学校に行かなくても済んだ可能性があります。
例えばリラクゼーション系の整体学校を出てから現場で働き、そこでスポーツ選手の施術がしたい自分に気づきスポーツ整体系の学校に入り直したとします。
そうなった場合、リラクゼーション系の整体学校に行ったのが無駄になりますよね。
だったらいきなり学校に行かないでまず働いて、働いたことで興味が湧いたスポーツ整体の学校に行った方が良いと思いませんか?
現場に出る前に学校に行くと、後悔することになるかもしれません。
(リラクゼーション系の整体学校に行ってしまったから意地でもリラクザーション整体にこだわる人もいるかと思いますが・・・いつか葛藤が生まれて限界が来ると思います。)
独学で開業はきびしい。
学校行ってすぐ開業も厳しい。
学校行って現場に出ると考えが変わることがある。
ということでまずは現場に出ることをおすすめします!
整体学校に行く前に、まずは現場に出ましょう!
初めに結論を言った通り、まず働いて、そのあと学校に行って、開業。という流れが個人的にはおすすめです。(学校に行くこと前提の場合です)
まずは働いてみて自分の特徴を知ることが大切です。
- 実はコミュニケーションをとるのがうまいことに気付いた
- クサいおじさんの施術を経験し、おじさんをマッサージしたいわけじゃないと思った
- 重症患者の対応をして、やりたくないと思った
- 高齢者は事故が怖いからやりたくない
- 低単価を経験して、高単価でできる施術に興味を持った
- 芸能人に来店してもらうにはこれではダメだと思った
- 不妊患者と出会って不妊整体をやりたい
などなど、実際に働いてみなければわからないことがたくさんあります。
自分を知るためにまずは現場で経験してみることをおすすめします。
先ほども述べましたが、独学でいきなり独立はキツイです。
学校出てすぐ独立もキツイです。
だったらまずは研修のある店で雇ってもらって、ある程度経験させてもらい、それから自分に必要なものを学べる学校に行くのがベストなのでは?
という個人的な結論です。
僕の場合
ちなみに僕はまず学校で国家資格を取得し、整骨院や整体院の現場に出て、そこでスポーツに興味をもってスポーツ整体とパーソナルトレーニングを一緒に勉強できる整体学校に行き、そのあと独立開業しました。
開業してからも自分に必要と思うことはなんでも積極的に勉強しています。
そして今考えると初めの国家資格を取るために学校に行ったことを疑問に思っています。
<<<それでも柔道整復師になりたいですか?資格を取るメリットは?【暴露】
そんな自分の経験もあり、まずは働くことをおすすめします。
漠然と「こんな整体師になりたい」と思っていても、実際に働いてみると考えが180°変わることがよくあります。
一度業界を知り、そして自分を知ることから始めてみましょう。
では、それらを踏まえて整体学校の選び方をご紹介します。
整体学校の選び方
整体学校の選び方をご紹介します。
といってもおすすめの学校を紹介するのではなく、もっと手前の部分を解説します。
整体学校って色々なところがありますね。
- 色々なことをまんべんなく学べるところ
- 短期間で学べるところ
- 有名なところ
- 安いところ
- 美容整体メインのところ
- スポーツメインのところ
- 筋膜リリースを学べるところ
- 関節調整を学べるところ
- 内臓調整を学べるところ
などなど挙げたらキリがありません。
先ほども説明した通りまずは現場に出てから「自分が本当に必要なことを学べるところ」へ行くことをおすすめします。
資格は不要
整体師として開業する場合、特に資格は必要ありません。
急性症状に対して保険診療をするような整骨院や接骨院をする場合は国家資格である柔道整復師の免許が必要ですが、自費診療でおこなう整体、リラクゼーション系の施術は資格は不要です。
今日から整体師と名乗っても問題ありません。
また、整体系の民間資格は多数ありますがハッキリ言ってどうでも良いことですので、資格を基準に学校を選ばない方がいいです。
僕は柔道整復師ですが、僕のサロンの患者さんのほとんどは僕が柔道整復師だと知らないと思います。
値段、通学のしやすさで選ぶと危険
少しでも安いところ、短期間で資格が取れるところ、近くて通いやすいところ・・・そんな基準で学校を選んじゃダメですよ!
ちょっと趣味でやりたいな~くらいなら別に良いかもしれないですが、整体で飯を食っていこうとするならダメだと思います。
何度も言っていますが、みんなメチャメチャ勉強して、メチャメチャ工夫して経営してもバタバタ潰れていますからね。
「通いやすいところで勉強して開業しよう」なんて言っている人が成功するわけがないですよね。
本気で成功させようと思うならもっと戦略的に学校を選ばないとダメだと思います。
就職先支援なんて不要
大手整体グループやリラクゼーションサロンなど、就職先は支援されなくてもいくらでもあるし、基本的に間口は広いです。
この業界は特に人の入れ替わりが異常に激しいので、就職しても10年以上同じところで働く人は稀です。
また、整体業界は一般社会で馴染めない人が多く、癖のある人が非常に多いです。
なので適当に入社して合わなければやめるくらいの感覚でいれば良いと思います。
その辺の求人誌で募集しているところに応募して、働いてみて合えばしばらく続け、合わなければすぐ辞めるという感じで良いです。
また、基本的に勤めた整体院などで教わる技術なんてどうでもいいです。
技術はセミナー等、他で積極的に学びに行きましょう。(たまに職場でも良いものを教えてもらえることもあります)
そもそも学校に行く必要ないかも
今回の記事のテーマは整体学校についてなので学校に行くこと前提で話していましたが、そもそも学校に行く必要があるかどうかも冷静に考える必要があります。
座学は独学が当たり前
まず、解剖学や生理学など座学はハッキリ言って学校なんてあてになりません。
自分で時間をかけて勉強するものです。
参考書籍はわかりやすいものがたくさん出ていますのでそれらで学べば良いと思います。
また、アプリも面白いものがたくさんあるので見てみてください。
勉強がダメと言ってる人は、この業界では無理です。
成功している人は死ぬほど勉強してますからね。
<<<【書籍紹介】整体師として成功するためのおすすめする本11冊!
<<<【書籍紹介】開業している人にもおすすめ!整体師・治療家が読むべき本
セミナー
施術などの技術面や経営についてなど、セミナーなどに参加すれば学校に行くよりも学びたいものを短時間でピンポイントに学ぶことができます。
整体院などで働きながら気になったセミナーに参加するのも良いと思ますよ。
僕はとんでもない額をセミナーにつぎ込みました。
ただ、セミナージプシーに陥るのは危険ですよ!
<<<【整体師・治療家必見】セミナージプシーに陥るな!腕を上げるのに重要なこと
修業
また、凄腕の整体師などのところで働かせて技術を盗むのもありです。
令和っぽくないですが、修業してみるというのもありですよ。
この場合「お金をもらいながら」学ぶことができます。
しかし、ブラック企業もビックリな長時間労働で安月給、暴力は当たり前、なんて世界です。
僕の同期は死ぬほど働いて月7万円でした。
これは8年前くらいの話なので、さすがに今はこんなのはないかもしれないですが・・・わからないです。
ちなみに僕も無料で整体を教えてるのでぜひ来てください。
参考書籍
僕が個人的におすすめする本をご紹介します。
最低でもこれくらいは読んでおいた方が良いよ~というものをご紹介します!
整体に興味を持った人・始めたばかりの人
業界初心者の方はまずは骨の名前、筋肉の名前、関節についてを勉強しておきましょう。
患者さんに聞かれて骨の名前も答えられなかったら整体師として恥ずかしいですよ~
ぜんぶわかる骨の名前としくみ事典―部位別にわかりやすくビジュアル解説
ぜんぶわかる筋肉の名前としくみ事典―部位別にわかりやすくビジュアル解説
ぜんぶわかる筋肉・関節の動きとしくみ事典―部位別・動作別にわかりやすくリアルに徹底解説
筋肉、骨、関節について。整体師になるなら最低これくらいは目を通したいところです。
このシリーズ以外でも似たようなものがたくさんあるので、読みやすそうなものがあればそれに目を通してみましょう。
この業界でやっていくと覚悟を決めた人
この業界で本気でやっていく人、将来的に開業を考えている人はこのシリーズを読んでおきましょう。
他にも似たようなシリーズがあるのでそれらでもだいたい内容は同じです。
特に人体解剖、生理学は必須です。国家資格を持った人たちなら学生のうちから頭に入ってますし、これらを知ることで体について、症状についての理解度が増します。
開業する人・した人
開業して生き残っていくにはたくさん勉強しなければいけません。ここでは3冊ご紹介します。
開業して成功している人の多くは読んでいると思います。
標準整形外科学 第13版 (STANDARD TEXTBOOK)
怪我や病気についてたくさん書いてありますが、整体と関係ありそうな筋肉や関節の疾患のところだけでも目を通しておいた方がいいでしょう。
いきなり読み込んでも頭に入らないですが、僕の場合はわからない症状の患者さんが来るたびにこれを開いて勉強し、これの繰り返しで覚えていきました。
DVD付き 筋骨格系の触診マニュアル (GAIA BOOKS)
開業した整体師・治療家の多くが何かしらの触診の本を読んでいます。
僕はこの本をよく読んでいました。
なんとなく体を触るのではなく、どこをどのように触るのかを意識することで感覚が養われ整体師としてレベルアップしていけます。
このシリーズは関節の動きやそれに付随する筋肉や靭帯の関係を理解できます。
個人的には学生時代に買い、開業前に読み込みました。開業前というのが個人的に人生で一番と言ってもいいくらい勉強した時期で、この本を読み返すたびに当時のことを思い出します。
開業してやっていくには他にも山のように読んでおきたいものはありますが、今回はこの3冊(シリーズ)に絞ってみました。
【書籍紹介】整体師として成功するためのおすすめする本11冊!
まとめ
今回はこれから整体業界で働いてみようと思い学校を探している方に現実的なアドバイスをさせていただきました。
僕はこの業界が大好きで、多くの方がこの業界で成功してほしいと考えているからこそあえて厳しめのことも書かせていただきました。
ますは現場に出て自分が本当にこの業界が向いているのか、自分は何がしたいのかを学び、そのあとに必要であれば学校に行ってみるのが良いと思います。
今はセミナーや書籍、DVDやネットでも様々な情報が手に入ります。
学校へ行かないでそれらを参考にするのもありだと思います。
しかし、飯の食えないクソ整体師がたくさんいて、そいつらは新しくこの業界で始めようとする人たちをカモにしようと狙ってきます。
そういった人たちに騙されないように注意してください。